【おいしい野菜の選び方】ニンジン-旬や栄養、保存方法などこれさえ読めば野菜の情報丸分かり!

いろいろな料理にも使いやすく、保存性も高い、食卓に欠かせない常備野菜のひとつでもある「ニンジン」。

 

根を食べる野菜でありながら緑黄色野菜でもあるニンジン。鮮やかなオレンジ色で食卓をきれいに彩ってくれるだけでなく、栄養面でも非常に効果的な活躍をしてくれます。

 

今回はそんな食卓になくてはならない美味しいニンジンの選び方保存方法、ニンジンを調理する上で知っておいてほしい基本情報

あまり知られていない農家マル秘情報もお伝えしたいと思うので、是非ここで覚えてこれからの生活に活用してください。

55kcal/150g(1本分)

ニンジンのきほん

ニンジンの旬

ニンジンは「春(5月~6月)秋~冬(9月~12月)」が旬になります。

春に収穫されたニンジンはみずみずしく、秋~冬のニンジンは加熱すると甘みが増してしっかりとした味わいを楽しむことが出来ます。

ただ今は通年してでまわっていますし、雪の多い地域でも雪の下で栽培された、糖度の高い期間限定の特別なニンジンもあったりするので、旬だけでなく時期にあわせたその時期にしか食べることのできないニンジンを探してみてもとっても楽しいと思います。

 

ニンジンの味

昔は独特の臭みがあって子供の代表的なキライな野菜のひとつでもあったニンジンですが、現在は品種改良も進み、おいしいニンジンが増えてきています。

きれいな色をいかした生でサラダにつかうのはもちろん、加熱すればやわらかく食べやすくなり、甘みもかなり強まるので、苦手な人は煮物やカレーなどに入れると食べやすくなると思います。

 

ニンジンの種類

もっとも一般的で、広く出回っているニンジンは「五寸ニンジン」とよばれるものになります。

地域特産のものが多いニンジン、有名どころで言うと京野菜の代表格のひとつでもあり、30cmほどの細長い姿が特徴的な「金時にんじん」、沖縄で栽培される「島にんじん」、他にも「熊本長にんじん」など、様々なニンジンがあります。

他にも「ミニキャロット」や「ベビーにんじん」などとよばれている、サイズの小さなニンジンもあり料理にあわせて様々なニンジンを選んで使うという時代になってきています。

ニンジンの主な栄養

ニンジンの代名詞でもある鮮やかなオレンジ色は「β-カロテン」という色素成分によるもので、これは皮に近ければ近いほど豊富にあります。

この「β-カロテン」は体内に入ると「ビタミンA」にかわるという特徴をもっているので、食べると体の抵抗力を高めてくれるだけでなく、目の疲れを癒してくれたり、肌のツヤを保ってくれたりと様々な効果を期待することができます。

だいたいニンジンを50g(1本くらい)食べれば、成人が1日に必要とする「ビタミンA」の7~8割はカバーできるといわれるほどなので、健康のためにも毎日でも意識して食べていきたい野菜のひとつですね。

おいしいニンジンの選び方!

ポイント1「肌を見る」

表面がなめらかでツヤとハリがあり、上部までしっかりとしたオレンジ色で、できるだけオレンジ色が濃いものを選ぶようにしましょう。

すこし緑色がかったニンジンを目にすることがありますが、こういったニンジンは硬いものが多いので、できるだけ避けるのがポイントです。

 

ポイント2「葉の切り口を確認する」

ニンジンを選ぶ際には必ず葉の切り口は確認するようにしましょう。

この切り口の大きさが細く小さいニンジンは、芯も細いので果肉が柔らかいという特徴があります。

反対に切り口が太く大きなニンジンは、芯も太いので硬いものがおおいです。

 

ポイント3「葉も上手に活用しよう」

あまり見かけることはありませんが、直売所やワンランク上のスーパーなどでは夏になると、食用としてニンジンの葉が売られていることがあるので、見つけた際には是非一度購入して料理してみてください。

基本的に一次処理の段階で捨てられることが多いニンジンの葉ですが、実は非常に栄養価が高く、天ぷらにしたりするとおいしいのでオススメの食材のひとつです。

便利においしく!ニンジンをおいしいまま保つための保存方法!

比較的根菜類のなかでも日持ちしやすい野菜のひとつですが、より新鮮な状態で保存するためにもつぎのことに注意して保存するようにしましょう。

 

まずは、あまりないとは思うのですがニンジンに葉がついている場合は、必ずすぐに切り落とすようにしましょう。葉がついたままだと、葉が実から栄養や水分を吸い取ってしまうので品質がすぐに落ちてしまいます。

 

ニンジンは暑さ弱い野菜なので、温度が高い時期には表面の水分をふき取り、ポリ袋などにいれ、冷蔵庫の野菜室にできれば立てて保存しましょう。

気温が下がる冬は、紙袋などにいれ乾燥を防ぎつつ、涼しい場所で保存すれば大丈夫です。

 

直売所などで新鮮な泥つきのニンジンが手に入ったときには、ニンジンについている泥が乾燥や鮮度の低下を防いでくれるので、泥をつけたまま新聞紙で包んで、涼しいところで保存すれば大丈夫です。

食育から幸せに!最高のニンジンを食べよう!

見た目だけでなく、栄養面でもパワーを発揮してくれるニンジン。

料理への活用力も高いので、優先的に正しい選び方や保存方法、調理方法などを覚えておきたい野菜のひとつです。

ニンジンに含まれるカロテンは油と一緒に食べれば吸収力が上がるや、加熱すると甘みが増すなど調理方法でいろいろと変わってくる野菜なので、しっかりとニンジンについて覚え、うまく活用できるようにし、食卓をよりよいものにしていきましょう。

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