【おいしい野菜の選び方】なす-旬や栄養、保存方法などこれさえ読めば野菜の情報丸分かり!
ナス

夏野菜の代名詞であり、夏バテ解消の強い味方となってくれる野菜のひとつでもある「なす」。

たくさん食べると胃腸や子宮が冷えてしまいお嫁さんの体にはあまりよくないということから、「秋なすは嫁に食わすな」などとも言われています。

 

今回はそんなおいしくてふと食べたくなるなすの選び方保存方法、なすを調理する上で知っておいてほしい基本情報

余り知られていない農家マル秘情報もお伝えしたいと思うので、是非ここで覚えてこれからの生活に活用してください。

22kcal/100g(小さななす1個)

なすのきほん

なすの旬

なすは「夏(6月~9月)」が旬になります。

なすには体内の熱をさます効果があるといわれており、この夏の時期に食べればおいしく夏バテ予防もできる便利な夏野菜のひとつです。

このほかにも血行促進や痛み止めにも効果があるといわれており、健康にもとても良い野菜なので、特に夏の時期には積極的に食べたい野菜ですね。

なすの味

なすにはアクがあるので食べる時にはかるく水でさらしてアク抜きしてから調理するとよりおいしく食べることができます。

ただそこまで強いアクではないので切ってすぐ加熱するのであれば必要はありません。

なすは野菜の中でも油との相性がとてもよいので、油で炒めると皮の食感が残りつつ中はとろりとおいしく食べることができるので、調理の際には意識するようにしましょう。

なすの種類

一般的にスーパーでよく見かけなすのイメージになっているものは「中長なす」というなすです。

最近ですとスーパーでのなすの種類も多く、長さのある「長なす」や形が丸い「丸なす」、普通のものと比べ水分の多い「水なす」なども見かけることもあります。

他にも地域特有のなすというものも多くあり、その種類は実に1200種類もあるといわれており、適した調理方法も様々です。

なすの主な栄養

なすを覆うの紫色の皮には、アントシアニンの一種でもある「ナスニン」が多く含まれており、抗酸化作用があるので食べる際には皮ごと食べるのがおすすめです。

この他にもディフィニジンシアニジン配糖体も多く含まれており、なすを食べることで発がん性物質の生成を抑える効果があるといわれています。

おいしいなすの選び方!

ステップ1「全体を確認する」

おいしいなすを選ぶときには見るだけでなく実際に手にとって確認しましょう。

軽く握ってほどよい弾力があり、手にしたときに重みをあまり感じることができないと、中がスカスカの「ボケなす」である可能性があります。

品種にもよりますが不恰好なものでなく適度な丸みのあるものを選ぶのもポイントです。

ステップ2「へたを確認する」

へたは黒く、へたについているトゲが鋭いものを選びましょう。

トゲがあまり鋭くないものは新鮮でなく収穫から日数がたっているものが多いので、新鮮さを見抜くためのひとつのポイントになります。

ステップ3「色を見る」

通常のなすの場合には、なすの色が深い紫色でつやもあり、変色していないものを選びましょう。

皮の一部が変色していたりするものより、全体がきれいな紫色のものを選ぶようにしましょう。

便利においしく!なすをおいしいまま保つための保存方法!

なすは「低温」と「乾燥」に弱い野菜です。

なので保存する際には、紙袋などに入れ乾燥を防ぎ涼しい場所で保管するようにしましょう。

なすは切ると変色してしまうという特徴があるので、保存の際にはそのまま保存するのが吉です。

旬でもあるの時期には温度が高くなるので、ラップや袋に入れたり、新聞紙に包んだりして適度な保温効果を持たせてから、冷蔵庫の野菜室で保管すれば2~3日は保存することもできます。

ただし基本的にあまり保存に適した野菜ではなく、あまり長い間保存すると皮や種が硬くなってしまうので、できるだけ購入後は早めに食べるようにしましょう。

 食育から幸せに!最高のなすを食べよう!

毎年夏の暑い時期、夏バテぎみの時にふと食べたくなってくるなす。

おいしく調理するだけでなく、よりその効果を得るためにもしっかりとした選び方と適した保存方法、調理方法を覚えておくことは重要です。

室内環境や水分補給だけでなく、野菜の効果を覚えて食から体調を管理できるようし、味だけでなく体にも優しい食卓を意識し、食の力で自分や家族の体調を守っていけるようにしましょう。

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